再び富士山と淡島ホテル
2008年10月



富士山といっても、登るわけではない。
若き頃より慣れ親しんだ姿を、生で見たいのである。
こんなことを言い出すのは、夫はどうも、行き先が見えてきたのかしら?
それこそ、元気なうちに、心に思う事は、すぐに実行するのが私のモットー。
伊豆半島の西北に、小さな孤島・淡島がある。
無人島だったのをある人? ある会社? が買い取り、会員制ホテルに。
が、今は一般のリゾートホテルになり、我々も利用できる。
どの部屋からも、富士山が見えるというので行く事にした。
10/12(日)、朝9時過ぎに家を出て、三島まで約3時間半。
ゆっくり昼食をとり、迎えのバスを待つ。 バスとボートを乗り継ぎ、3時ごろ、チェックインした。



部屋からは凪いだ海、駿河湾、その向こうに、富士山の一番上だけが見える。
元会員制だけに、家具、備品、部屋の造り、すべてがビューティフル。
シラク大統領がここを訪れ、彼からの感謝の意を表した礼状が
ギャラリーに続く廊下に展示してあった。
全室から富士山が見えるとのことだったけど
雲に邪魔され、なかなかナイスショットが取れなかった。
因みに、この頃の冨士を黒冨士(冠雪していない)というそうだけれど
いつ見ても、グレーの冨士だった。



島のまわりを取り巻くように、遊歩道が設けられ
ひたひたと寄せる波音を聞きながら、一周40分の散策は気持ちいい〜。
散歩の途中、水族館やイルカショウの呼び込みにつられて
思いがけない楽しい時を過ごした。
これらは泊り客以外の外部の人々にも、別の船着場から来て楽しめるようになっていた。



黒々とした海の向こうにポッ ポッと明かりがともり
時々、それを見ながらのフレンチは、日頃のアクセク感を癒してくれる。
一泊ではなく、もう少し滞在したいと思うホテルでした。