ロンドンオリンピックへ


2012年7月8月





知り合いのお嬢さんが女子フェンシングに出場するので、応援ツアーに行きませんかと。
夢のような話に、私は、一番に手をあげた。
第30回 ロンドンオリンピック2012 [池端花奈恵選手 応援ツアー]
行くについては、あとから色々な障害もあったけれど
何とか、7/27出発にこぎつけた。  7/27(金)〜8/4(土)の9日間



7/27(金)
  朝 9:40 関空発  32℃のフランクフルトで乗り換え、ロンドンに夕方の5時頃着。時差ー8時間。
  メンバーは彼女のファンで、同じくフェンシングをやっている女子中学生とその母親。
  ほかに、6人のシニアの8人。
  今回、ガイドなし。
  空港〜ホテル、ホテル〜フェンシングのエクセル会場の送迎をしてくれるアシスタント付きだという。
  泊りのホテルは、ロンドンの中心から南へ16kmのあたり。
  ナショナル レイルのイーストクロイドン駅に近いヒルトンクロイドン。
  日程は 7/28(土) フェンシング女子フルーレ 個人戦の予選と本選
       8/2(木) 同じく団体の予選と本選

       フルーレというのは、頭・手足を除いた胴体が有効面。
       3分戦い、1分休憩。この繰り返しで15ポイント先取で勝ち。

  残りの4日間をオプション、自由行動で過ごす。
      



7/28(土)
  朝7時、ホテル出発。アシスタントと一緒に電車を乗り継ぎ、8:40頃、会場に到着。
  人の群れも多いが、警察、警備員も驚くほど、あちこちに立っている。
  会場の入口で、日の丸のついた Tシャツをかぶり、真っ赤なはっぴを羽織ると
  気分は、はやサポーター。
  中に入るまで2重3重のチケットチェック。1万人以上?の人々が、スタンドを埋める。
  周りは、イギリス、フランス、イタリア人たち。我々はたったの8人+関西テレビの人・3人。
  四面楚歌の思いである。
  4組づつ、同時に戦うので、応援も混戦気味。真後ろに座る若いフランス人のよく通る声。
  花奈惠さんが登場。
  場内がしずまりかけ、実戦が始まるまでの短い間隙をぬって
  打ち合わせどおりに、何回も、精一杯の声を張り上げる。
  ”フレー!フレー!カナエ!”  ”ガンバレ・ガンバレ・日本!”
  前方の外人たちが、笑いながら振り返った。

  花奈惠さんは、予選通過、準々決勝まで残り、初めてのオリンピック出場で、素晴らしい8位入賞。
  我々は今、この目の前で戦っている彼女の動きに、一喜一憂しているが
  母親の気持ちとなれば、そんな薄っぺらなものではないだろう。
  小さい頃からの長い道のりを、そして、怪我との戦いの日々を
  いつも傍に寄り添っていた彼女は、祈りにも似た思いで応援していたに違いない。
  
  花奈恵さんが母親や我々に挨拶にやってきた。
  外国での試合で、母親には、しばらく会っていないという。
  母と娘の再会の様子。このオリンピックの臨場感。
  こんな感動の場面に居合わせてもらったこと、本当にうれしい。