アレクサンダー・ギンディンのピアノリサイタル

2006年4月



4/20(木) 久しぶりのピアノコンサートに行ってきました。
第48回大阪国際フェスティバル2006の一日でした。
神童から若き巨匠へ「ピアノ王国」ロシアの伝統を、現代に引き継ぐ正統派
とパンフにありました。
コンサートが始まっていつも感じることですが、
又、スタインウェイの音が " エッ? " というような音に聞こえるのです。
ヴァイオリンの時も歌の時も " エ〜? " といつも思うあの瞬間です。
それが次第に波に乗ったように、心地よく響き出す頃、またしても、眠くなるのです。
休憩になると、ラウンジへ一目散。コーヒーで一服。



再び、席に着く頃には、パッチリ。さー聞きましょうと。
前から四番目の真ん中というとてもいい席で、
神わざとも思える指の動き(これは少しだけ、見えました)を感じながら
高音になると、まるで、鈴を鳴らしているような音の響きに "ハァー " と感激。
知らない曲でも、その音の変化、流れ、旋律を感じる時、
その作曲家の偉大さをいつも思います。
こんなに何百年もの時を越え、常に人の心を魅了するとは。
又、それを演奏する人たちの、いかなる英才教育を受けたのであろう、
並大抵ではなかったであろう人生に、いつも思いを馳せるのです。